7月に観た映画(配信のみ)と、渋谷で行われたディズニープリンセス展の感想。
今更7月の記録かよっていうね。
ライブエンターテイメントの感想はこちら。
7月のエンタメ摂取 ライブエンターテイメント編
ラーヤと龍の王国
ディズニープラスで観ました。
映像がとにかくリアルで、自然の描写が本当に美しかった。映画館で観たかったけど、生憎やっているところが少なすぎて…。
初めて東南アジアが舞台との事で、東南アジア好きとしては楽しみだったんだけど、あんまりそういう感じはしなかったかな。まぁ、あくまで架空の世界だからね。「龍」が出て来る時点でかなり極東に寄った印象。人物のキャラデザも、結構極東寄りな印象だったかな。
龍のキャラデザがあんまり好みじゃなかった。美しい自然の景観と、漫画っぽいキャラデザの龍が馴染んていない気がして。
全体に面白いけど、話が壮大な割には尺が短いので、ちょっと描き切れてない印象もあった。「信じる心」の大切さを描いたのは分かるんだけど、本当にただそれだけで全てがまるっと解決する落ちに、ちょっとアナ雪に似た雑さを感じる。
ラーヤ、出会ったばかりの他国の子に一回騙されたくらいで「もう誰も信じられない」ってなるのはちょっと短絡的に思える。もっと、長年信じていた人に裏切られるとか、生い立ち的に人を信じられない何かがあるとかじゃないと、説得力無いかな。
あと、信じられないって言いつつ結構お人好しで旅は道連れって感じなのね。
ナマーリとラーヤが宿命のライバルみたいな関係なのも、正直よくわからなかった。ラーヤから見ればかつて騙された宿命の相手かもしれないけど、ナマーリから見たラーヤって一回騙したことあるだけのチョロいやつじゃない?
ナマーリやヴィラーナの「信念」がイマイチ分からなくて、自分たちの国を守るためなら何をやっても良いっていうこの作品のヴィランズ的立ち位置なのか、本当は龍の復活と平和を願いつつも、国の為にやむを得ず冷淡にふるまっているのか???ナマーリはラーヤを騙したことについてどう思ってるんだろう?
ナマーリ側の葛藤をもう少し丁寧に描いたらもっと厚みが出たと思うけど、じゃぁどこを削るべきだったのかと言われると難しい。
映像はキレイだったし、映画館で観たら見応えあっただろうな。上映館が少なくて都合がつかなかった。残念。
あの夏のルカ
これもディズニープラス。ホテルにお泊りした際に、大きなテレビで観れました。
この映画凄く好きだった。色彩が本当に美しくて、ストーリーも暖かくて、大人も子供も楽しめる良作だと思う。夏休みに家族で映画館に行くのにピッタリの作品だと思うんだけど、劇場公開無しなんて勿体なすぎるよ。
ラーヤを観てからあまり時間が経っていなかったので、ピクサーとディズニーは絵作りの方向性が違うんだなと感じた。もちろん、作品によると思うんだけど。
ディズニーのCGは本当にリアルで、実写と見紛う程だけど、ピクサーはあくまでアニメーションとして、実写では出せない色、アニメでしか出来ない表現だなと。ルカの色使い、本当に美しかったです。
陸の上、人間の世界に憧れるシー・モンスターのルカと、人間の世界は危険で、絶対に見られてはならないという彼の両親のやり取りは、リトルマーメイドそのもの。ルカがフォークで髪とかさないかなと期待してしまった(笑)
好奇心旺盛で外に出ていきたい子供と、子供思いだけど保守的な両親の構図、最近多い様な?リメンバー・ミー、モアナ、ズートピア辺りもそんな感じだよね。
登場人物それぞれが、自分の世界を広げ、居場所を見つけ、成長するひと夏の物語。綺麗にまとまった美しい話だった。邦題も好き。
ルカもだけど、アルベルトが凄く大人になるよね。途中ルカとぶつかるけど、ジェシカと仲良くなってどんどん世界を広げていくルカが、自分から離れていくのを恐れたんだよね。それが、最終的には自分からね…。
「ベスパで世界を旅したい」っていう二人の夢は、愛する家族がいて確固たる居場所のあるルカにとっては「外の世界を見てみたい」で、独りぼっちだったアルベルトにとっては「自分の居場所を見つけたい」だったんだろうな。ルカと自分の求めるものが違ってるって、アルベルトは途中から気付いて、不安にもなるけど結局はルカの夢を応援する。素敵だな。
見た後の余韻の心地良さが、ちょっとジブリに似てると思った。ジブリって言っても色々あるけど、何となく。となりのトトロとか、魔女の宅急便みたいな。壮大さは無いけれど、綺麗にまとまった心地よい話。
見るとジェノベーゼが食べたくなるし、ディズニーシーの美しい景観が恋しくなります。
ハングオーバー
とにかく笑えるバカバカしい映画が見たくて、アマプラで適当なコメディを選んだ。
まぁ求める映画ではあったんだけど、ちょっと下ネタが多すぎて笑いが分かりにくいところが多かった。吹き替えで観ればよかったかな。
バチェラーパーティーで飲み過ぎて(ついでに薬も盛られちゃって)翌日には新郎が行方不明&誰も何も覚えていない中で、何とか結婚式に間に合うように新郎を探し出すっていう本当におバカな映画。
ホテルの部屋はめちゃくちゃ、赤ん坊は泣いているしトラは徘徊するっていうまさにカオスな状態なんだけど、持ち物なんかを頼りに前夜の足取りを探るうちに、きちんとパズルのピースがはまっていく様はなかなか爽快。
結構ちゃんと伏線回収するんだよね。よく考えられてる。
羽目を外すの度を超えているので、笑えるような笑えないような…?って部分も多くて、続編を観るか?と言われると分からないけど(笑)まぁ面白かったです。
ディズニープリンセス展
にあさんが、ペアチケットが当たったとの事でディズニープリンセス展に誘ってくれたので、同行させてもらいました。
特別プリンセスのファンなわけでも、大好きで思い入れのある映画があるわけでもなかったので、申し訳ないけど冷やかし感覚です。
今回の展示の対象となっている作品は白雪姫、シンデレラ、眠れる森の美女、美女と野獣、リトルマーメイド、アラジン、プリンセスと魔法のキス、塔の上のラプンツェル、メリダと恐ろしの森、ポカホンタス、ムーラン、モアナ。
作中で「プリンセスじゃない!」って否定しまくっている気がするモアナは入るけど、正真正銘王家の血筋のエルサとアナ(アナ雪)は入らないのか…?ラーヤと竜の王国のラーヤは、プリンセスじゃないんだろうか??
展示内容は作中の画像の切り抜き画像と、それに合わせた感じのポエム(他にうまい表現が浮かばない)と、あとはいくつかのフォトロケ。フォトロケはどこも並んでいたので撮っていないけど、結構凝っていましたよ。実質フォトロケがメインみたいで、プリンセスみある装いの人が多かったな。
あとは物販。結構オリジナルのグッズを作っていて、意外と力が入っていました。規模的にも、てっきり既存のプリンセス商品が並んでいるかと(笑)展示対象外の作品のグッズは全くなかったです。あと、やっぱりシンデレラ、白雪姫、アリエル、ベル、ジャスミン辺りのグッズが多くて、プリキスやポカホンタスは少なめでした。
ディズニー作品ガチ勢に向けた展示には見えないし、作品より「プリンセス」に憧れる層を対象にするなら、あれだけ流行ったアナ雪や最新作のラーヤを入れた方がキャッチーだった気がするし、うーん、誰向けなのかよくわからなかったな。
ただ、プリンセスイメージのルームフレグランスなんかは何の香り?って考えながら色々イメージ膨らませるの楽しかったし、VR使った展示もなかなか面白かったです。科学技術の進歩は凄い…!
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