インドに行きたい欲をしばらく満たせそうにないので、インドお勧め記事を書いて発散。無駄に長いので暇つぶしにどうぞ。来年辺りに行けたら良いなぁ。
どの記事もそうだけど、いつも以上に完全に自己満記事。友達にプレゼンする様なつもりで書いたよ。ちなみになんで「女子旅」かっていうと、深い意味は無い(笑)ただ、インドって治安的に結構不安だし、「インド行こう」って言うと身がまえちゃう女友達が多いので、こんなに楽しいよ!って言いたかっただけ。治安面が心配なのは結局否定できないんだけど、工夫とお金の使い方次第で、ちゃんと個人旅行出来るよ。あと、インド個人旅行っていうとバックパッカーの旅行記とかが多いんだけど、そういうのじゃないよって区別したかったのもある。
旅行記いろいろほっぽってこんな記事書いてるのは、文章書くのは好きだけど写真の整理は面倒くさいからだよ!笑
暇な人は、「バリ島旅行のススメ」も是非(笑)
バリ島旅行のススメ
※私は北インド(デリー、アグラ、ジャイプール、ジャイサルメール)にしか行ったことが無いので、主にその辺りの印象です。いつか南インドや、その他の地域にも行ってみたい。ちなみにインドは2回しか行ってないです。全然詳しいわけでもマニアなわけでもないです。
何故「女子旅インド」なの?
インドって言うと汚くて、道に野良牛がいて、物乞いが沢山いて…ってイメージの人も多いのでは?…そんな事無い!と言いたいところだけど、その通りです。
日本みたいに道は整備されていないし、街中排ガスや土ぼこりが凄い。野良牛もいるし、野良犬も大量にいる。モノ売りも物乞いもいて、外を歩くときは細心の注意を払って歩く必要がある。正直、凄く疲れる。本当に。外を歩くだけであんなに疲れる国、他に知らない。でも、あんなに魅力的な国も、他になかなか無いと思う。
一度行くと「もうしばらく近づきたくない」って思うのに、数カ月経つと「また行ってもいいかな?」って気分になる。で、一年経つ頃には「次はいつ行こうか?」と考え始める。不思議。
冒頭に書いた通り、タイトルに「女子旅」って付けたのに深い意味は無い。治安面に不安があるのは否定できないけれど、ちゃんと女性でもインド旅行は楽しめるよ。バックパッカーじゃなくても、インド個人旅行は出来るよ。って書きたかった。
ただ、せっかく「女子旅インド」をタイトルに掲げたのだし、それっぽいポイントも少しは紹介してみたい。
と言いつつ、そもそも「女子旅」の定義が良く分からないのだけど。お洒落なインスタ映えポイントやショッピングを楽しんだり、綺麗なカフェ巡りをしたり…ってところだろうか?フォトジェニックなスポットは男女問わず人気(むしろ写真が趣味って男性が多いイメージ)だし、甘党の男性も知り合いに沢山いるし、カフェに行くのに男女関係ないし…って、たぶん突っ込むところじゃないんでしょうね(笑)とりあえず、「バックパッカーの登竜門」的なイメージの払拭を試みようと思う。インドにだってお洒落スポットはあるし、ショッピングだってめちゃめちゃ楽しいんだから!
豪華絢爛・宮殿ホテル
一番のフォトジェニックポイントじゃないかな。宮殿ホテル。宮殿風とかじゃなくて、昔マハラジャが使ってました~って建物を、そのままホテルに改装しているところが、インドには沢山有る。特にラジャスターン地方に多いみたい。
私が唯一泊まった事があるのは、ランバーグパレス。
ジャイプールのランバーグ パレス (Rambagh Palace)
マハラジャの狩猟用ロッジとして使われていた建物との事。金を多用した豪華絢爛な内装だけれど、成金っぽさというか、悪趣味な感じが全くしないのが凄い。めちゃめちゃ美しい。
メインダイニングで使用される食器は金メッキ。お味ももちろん申し分ない。メニューが沢山あって、インド各地のカレーを取りそろえている様だったので、あまり辛くないものをチョイスしていただきました。
庭にはクジャクが歩いていて、馬車に乗って庭を一週してもらったりもした。優雅だ…。
プールも上品で素敵だし、スパもある。予算やスケジュールの都合で1泊しか出来なかったけれど、次は2泊以上してスパやプールも堪能したい。
ちなみに、もちろんサービスも申し分ないのだけど、欧米系ホテルの付かず離れずのサービスや、日本的な一歩引いた感じ(?)は期待できないかな。「何かお手伝いする事は!?」と、日本人から見ると若干前のめり気味なので、少々気疲れした記憶が(笑)
宮殿ホテルはランバーグパレスの他にも、もちろん色々ある。
ジャイプールのジャイ マハール パレス (Jai Mahal Palace)
ジャイプールのザ ラジ パレス バイ スモール ラグジュアリー ホテルズ (The Raj Palace by Small Luxury Hotels)
湖に浮かぶ宮殿「タージレイクパレス」には、是非一度泊まってみたい。王族の避暑地として建てられたとの事。確かにラジャスタンは暑いし、水辺なら快適に過ごせそう。素敵だよね。
ウダイプールのタージ レイク パレス (Taj Lake Palace)
また、「宮殿」に拘らなければ各地にラグジュアリーホテルも。
タージマハルビューの「ジ オベロイ アマルヴィラス」も憧れているホテルの一つ。宮殿ホテルではないけれど、宮殿の様な豪華な造りで、めちゃめちゃ素敵。
アグラのジ オベロイ アマールヴィラス、アグラ (The Oberoi Amarvilas, Agra)
歴史あるムンバイの「タージマハルホテル」も、いつかは行ってみたい。
ムンバイのタージ マハル タワー ムンバイ (Taj Mahal Tower, Mumbai)
オールドデリーのヘリテージホテル「Haveli Dharampura」は、一度泊まったのだけど、うっとりする内装の素晴らしいホテルだった。
ニューデリーのウェルカムヘリテージ ハヴェリ ダランプラ (WelcomHeritage Haveli Dharampura)
古い建物をリノベーションしてるんだけど、オールドデリーはムガル帝国時代の首都なので、全体的にイスラム色の濃い建築で、モスクとかイスラム建築の好きな人は絶対わくわくすると思う。ホテル内でお酒を提供していないのはデメリットだけど(笑)
ただ、周辺の治安に不安があるので、日が暮れる前にホテルに帰る事をお勧めする。ホテル前の道が狭くて車で入れないので、どうしても細い路地を歩かなきゃいけないんだよね。それが野良犬だらけでめちゃくちゃ怖い。送迎車を付けたとしても最後は歩かざるを得ないので、夜空港着でそのままこのホテルに直行とかは勧めない。夜のインドの路地なんて、ガイドが一緒でも避けた方が精神衛生上良い。
ただ、本当に内装は美しい(ホテルとしての設備は、建物も古いし正直イマイチ)ので、デリー観光の一環として1泊するにはとてもお勧め。
また、ここも以前泊まったのだけど「ジ・インペリアル・ニューデリー」は快適性と素敵な内装を兼ね備えているので、予算が許せば万人にお勧め。
ニューデリーのジ インペリアル ニューデリー (The Imperial New Delhi)
1931年オープンの歴史あるホテルで、高級感ある内装がとても素敵。と言いつつ、ろくな写真を撮っていなかったのだけど(笑)
欧米系高級ホテルは、インドの喧騒に疲れてくるとめちゃめちゃホッとするので、旅の後半に上手く取り入れるのがお勧め。ただ、インド風というよりはヨーロッパ風の建物なので、今まで紹介したホテル程はテンション上がらないかな?
柄もの好きには超お勧め!インドでショッピング
インドでショッピングって、何買うの?アジアン雑貨好き以外には関係ないのでは?と思うかもしれないけれど、実はめちゃめちゃ楽しい。
一番のお勧めはストール。ド派手な柄ものや刺繍ももちろん有るけれど、シンプルな単色やバイカラーも沢山ある。中でも、質の良いパシュミナは超お勧め。薄くて軽くて、でもめっちゃ温かい。これ買ったら、冬はパシュミナ以外のストールを使わなくなった。パシュミナが何なのか調べてもイマイチはっきりしないのだけど、要するにインドの伝統的な織物で、素材的にはカシミアみたいなものって認識。
インドは「カオス」って言葉が本当によく似合う国で、目利きが自分で出来る人以外は、信頼できるお店を見極めないと買い物が凄く難しい。どのお店が信頼できるかは駐在員の方のブログとかを参考にさせてもらうんだけど、「Ahujasons」ってお店のストールは間違いなさそう。実際、何枚か買ったけどとても満足している。次に行ったら、大量買いしたい。
Ahujasons
ホームページには高級なものしか載っていないけれど、刺繍の無いシンプルなパシュミナストールは5000円程度。ちなみにこのお店、日本にも輸入されている様。九段下のお店は、前は無かった様な。最近出来たのかな?販売価格が分からないのだけど、現地だと(日本人的には)結構安いので、現地で買う価値ありなんじゃないかな。たぶん(笑)
藤巻百貨店 逸品セレクション ahujasons(オージャソン)のショール
ahujasons オージャソン
2000円程のシルクストールもお勧め。プリント柄が沢山あって、派手なものからシンプルなのまで選択肢豊富。シルクも薄くて軽く、その割に温かい(パシュミナ程じゃない)ので、夏場の冷房対策にお勧め。上品な光沢があるから、色・柄を選べばフォーマルな場面でも活用できると思う。
写真は私の購入品。左2枚はシルク、右2枚はパシュミナ。
Ahujasonsの店舗はニューデリー内にいくつか有るけれど、カロルバーグ店は電車の駅から徒歩圏なので行きやすいと思う。
この辺りは中~上流くらい?のインド人のお買いものスポットの様で、現地人でごった返す。夜でも現地人女性が歩いていたりするので、治安は悪くない様だけど、人ごみなのでスリ等には注意。ウェディングのお店が多いので、華やかな婚礼衣装を眺めながら歩くのも楽しい。露店でチープなアクセサリーを売ってたりするので、インド初日にお買い物に来て、タージマハルに付けて行ってもテンション上がるかも。
後は、サウスエクステンションの店舗も駅近だね。…っていうかここに駅有った!?前は他の駅からタクシー乗った様な…。地下鉄新しく出来たのかな??
お店にはストールは並んでいないので、店員さんに言って欲しいものを出してもらう。あんまり何枚も出させたら悪いかな?って思うけど、遠慮は無用。いくらでも広げて見せてくれるので、好きな色、欲しい素材をはっきり告げる。逆に、「こんなのが欲しい」ってイメージをある程度固めてから行かないと、買い物にならない(笑)あと、店員さんとの相性も大事かな。こっちの好みのものをしっかり把握してくれる人だと楽だけど、そうでもないと時間がかかってしまう。いずれにせよ、インドは「何もかもが思い通りに進まない国」なので、時間には余裕を持って行動するのがお勧め。
ストールに限らずインドの布モノは本当にめちゃめちゃ可愛いので、サリーとかもお勧めしたいところだけど、マニア向け記事見たいになっちゃいそうなので自重(笑)布モノに限らず、紙モノも超可愛いのでお勧めです。
ニューデリーのショッピングモール「カーンマーケット」内にある「Anand Stationers」はめちゃめちゃ可愛いステーショナリーや紙物のお店。インドっぽい柄の可愛い紙袋は、お土産を入れて渡すのにもぴったり。封筒やインドのぽち袋もめちゃめちゃ華やかで、友達にお金を渡す時なんかに重宝するよ。次行ったら沢山買い貯めしたい!(買った封筒とかの写真はちょっと下のカーンマーケットでの戦利品写真に写っているよ。)
カーンマーケットと言えば、ステーショナリーじゃないけど、おもちゃ屋さんでインド美人なバービー人形買ったよ。美しい…。
洋服や雑貨を扱うfabindiaは、エスニックな雰囲気が好きなら絶対に気に入るものがあるはず。私は行く予定が無くても、ひたすらウェブサイトを見てウィンドウショッピングしてる(笑)
Card
インドにしてはなかなかお高いんだけど、店内は綺麗だし品質も間違いないし、日本と変わらない感覚でお買い物が出来るのは嬉しい。
私はここでクルタ(インドのチュニック)を買ってタージマハルに行ったよ。サリーよりずっと着やすいし、身動きも取りやすいのでお勧め。
あと、キャンドルを入れて使うランプが可愛すぎて思わずお買い上げ。持って帰るのは嵩張ったけど、部屋を華やかにしてくれるし大満足。可愛い。
あと可愛いのがクラッチバッグ!1つ2000円くらいなので、うっかりポンポン買ってしまう。あんまりモノは入らないから、使いにくいんだけど(笑)
食品や化粧品、アクセサリーなんかも扱っていて、なかなか楽しいお店です。
コスメやアーユルヴェーダに興味のある人は、アーユルヴェーダコスメの「KAMA」もお勧め。自然派コスメなので使用感に関してはちょっと好みが分かれそうだけど、石鹸とかは泡立ちも良くて結構お気に入り。ここに限らず、インドにはアーユルヴェーダに基づく石鹸とかコスメが沢山あるので興味のある人は探してみては。
ちなみにこの記事でガチのアーユルヴェーダ施術について触れていないのは、北インドで気軽にスパ感覚でアーユルヴェーダ体験出来る施設を私が見つけられていないから。現地ではアーユルヴェーダって「医療」だしね。あ、ホテルスパでシロダーラとか体験するのはよいと思います。それなりに高いけど(笑)
宝石に興味のある人は、アムラパリもお勧め。シルバー(or金メッキ)に半貴石とかなら、結構お手頃価格で買えちゃう。
Amrapali Jewels- Buy Amrapali Silver Jewellery Online in India
私はピンクシティと呼ばれるジャイプールの店舗で買ったので、記念にローズクォーツのピアスを2000円程でお買い上げ。
今日はショッピングするぞーって日は、Nブロックマーケットやカーンマーケット辺りに出掛けるのが楽しいんじゃないかな。FabindiaやAnokhi、Kama 辺りはどっちにも入ってるから、インドらしいものが色々買えると思う。
↑Nブロックマーケットでの戦利品。
↑カーンマーケットでの戦利品。あ、青い布はタージマハル近くのお土産屋で買ったサリーなので、カーンマーケットじゃないです。あとたぶんグリーンのバッグはジャイサルメールあたりのお土産物屋だった様な。
とにかく面白い、アジアの文化の発祥地
インドはアジア中に影響を与えている文化の発祥の地なので、他のアジアの国々を旅行するときにも、インドについてほんの少し知っておくだけでぐっと楽しくなったりする。
代表的なのがヒンドゥー教と仏教。ヒンドゥーなんてインド人しか信じて無いじゃん?と思うかもしれないけど、一時は東南アジアの広範囲に影響を及ぼしていた。東南アジアのいくつかの国(私が把握している限りではカンボジア、タイ、インドネシア)の伝統舞踊はヒンドゥー教の古代叙事詩のラーマーヤナやマハーバーラタに基づいていたりする。また、仏教遺跡と言われる事も多いけれど、アンコール遺跡群のいくつかはヒンドゥー教遺跡で、アンコールワットの壁画にはラーマーヤナの物語が刻まれている。個人的に、東南アジアを旅行するならラーマーヤナは必修項目。ちなみに、ラーマーヤナに登場するお猿のヒーロー「ハヌマーン」は、ウルトラマンとも共演したことがある人気者。(※ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団)
ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 – Wikipedia
日本にはヒンドゥー教は伝わってこなかった様だけど(私の知る限り)、日本も含めアジアの多くの地域で浸透している仏教も、もちろんインド発祥。とは言え日本の大乗仏教は、インドで生まれたものとは随分教えが異なる様だけど。
また、七福神のうち大黒天、毘沙門天、弁財天はインドにルーツを持つ神様(ちなみに恵比寿は日本、残りは中国にルーツ)。
日本に伝わっているものは仏教だけではなく、あまり詳しくは無いのだけど、着物の柄や日本の伝統的なテキスタイルも、インドから伝わったモノがあるらしい。絣とかは、元はインドから入ってきたとか。確かに、着物にしても違和感無さそうな模様のサリー、結構有ります。
あとインドに行くと、日本の畳の縁にそっくりな刺繍をよく見かけるので、あれもインド方面にルーツがあるのかなとひそかに思ってる(笑)
あと忘れちゃいけないのがカレーなんだけど、そもそもカレーの定義が分からないし、インドをはじめ周辺諸国でも広く食べられている「スパイス煮込み料理」がはたしてインド発祥なのか、正直よく知らない。ので、詳しくは触れないでおく(笑)
いずれにせよ、インドのカレーが世界的に広く受け入れられているのは事実だし、現地でも美味しい料理に沢山出会えるので、その為に行く価値有りなのは間違いないけれど。
もっときちんと勉強すれば、日本とインドのつながりはきっと色々有るんだろうなと思いつつ、なかなか何を学んでいいか分からない(笑)でも、日本とは一見かけ離れた環境のインドを旅行している最中に、ふと繋がりを感じるものを見つけたりすると、ちょっと嬉しくなる。
インド旅行の注意点
インドの治安と犯罪予防について
インドの犯罪について詳しいわけではないのだけど、あまり治安の良いイメージが無いし、中でも性犯罪が度々話題になっているので、女性にとってはちょっと怖い国な印象。何の根拠も無く肯定も否定も出来ないので、実際にどうなのかは何も言わないけれど、自衛するに越したことは無いと思う。もちろん、男性も同様。
じゃあ自衛って、具体的に何をすればいいの?って話なんだけど、正直私にも正解は分からない。ただ、最低限「肌の露出を避ける」「夕方以降出歩かない」「やむを得ず夕方以降出歩く場合にはカーチャーターを手配しておく(タクシーを使わない)」辺りは気を付けたかな。
特に「夕方以降出歩かない」は大切だと思っていて、日の入り時刻を把握して暗くなる前にはホテルに戻る様にしていた。涼しい朝晩は野良犬の活動も活発で、インドは狂犬病被害の多い国なので、夜出歩かない事は犬を避ける効果もあると思う。
肌の露出を避ける事が性犯罪の防止に役に立つのかは正直分からないのだけど、保守的な地域だし、外国人女性=露出多い=性的にオープンみたいな印象をもたれたくないので、現地人にある程度倣った服装にしていた。とはいえ、がっつりイスラム教の国みたいに厳しいわけじゃないんだけど。今のところ、嫌な思いはした事が無い。
あとは、やっぱりかけるべきところにお金かけるしかないのかなーと思う。カーチャーターも上手く使って、ホテルもそこそこのところを選べば、怖い思いをする確率は減るんじゃないかな (とはいえ安宿泊まったりもしてるけど…笑)。ちなみに寝台列車(2等寝台)やデリー⇔アグラ間の特急列車にも何度か乗ったけど、客層も良かったし怖い思いは全くしなかった。ので、電車はある程度安全な移動手段と認識している。
カーチャーター含め各種手配はわりと有名なシゲタトラベルさんで頼んだけど、大きな問題は無かったよ。日本語メールでやりとりできるのも楽。ただ、オーナーのラジェンダさんも、人によっては運転手も、日本人からするとちょっと押しが強いので、上手く主張しないとカーチャーターしたのに自分のペースで回れなかったりする(笑)この辺がインドの疲れるところだな…(笑)
SHIGETA TRAVELS シゲタトラベル
あと、ガイドも頼めるんだけど、この会社のガイドじゃなくて政府の公認ガイドを派遣してもらう形みたい。安全そうって思うけど、頼もうとしたらラジェンダさんから「お勧めしない」旨長々とメールで説明された事がある(笑)どうもガイドによって当たり外れが大きいのと、ガイドの主張が強いのでかえって疲れるのが主要因ぽかった。クレーム多いのかな(笑)
実際、私と同じ日程でアグラでカーチャーターした日本人グループが日本語ガイドを頼んでいたんだけど、お互いプライベートツアーのはずがまとめて一緒に案内しようとするし(ガイド代はもう一方のグループが払ってるし、こっちはガイドなんて頼んでないのに…)、あんまり信用できる感じではなった。
というのも、アグラ郊外の遺跡「ファテープル・シークリー(無料開放のモスクエリアと有料の宮殿エリアに分かれている)」に行った際に、どうも入場料を懐に入れようとしていた様な…。無料開放のはずのモスクエリア入場前に入場料を回収して、モスクエリア回った後、そのまま駐車場方面に向かって歩き出したんだよね。実はこれ、1回目のインド旅行の際に現地ガイド(ファテープル・シークリーに居着いてる)にやられた手口。騙されたと後から気付いて、とても悔しい思いをした。なのでこの時は、「メインの宮殿は?」と声をかけてそちらも見たけれど、私が何も言わなければそのまま次に移動する気だったと思う。モスクエリアはかなり丁寧に見て回ったのに、宮殿エリアは不機嫌で投げやりだったし(笑)モスクエリアだけでもかなり見応え有るから、しっかり予習してないと気が付かないかも。政府公認の日本語ガイドがこんな有様だから、油断ならないわ…。
この後、「自分たちのペースで回りたいから」と言って、ガイドはお断りしました。インドではガイドや運転手を雇う場合も、自分でしっかり下調べするのが大切。あと、一筋縄ではいかないトラブルだらけの旅を楽しむ心も大切(笑)
インドの旅行記やブログを検索すると、バックパッカー(だいたいあんまり海外慣れしてない)の書いた記事が沢山出てきて、個人旅行でインド入りしたのに現地で高額のツアーを組まされるっていう詐欺事例がごろごろ出てくるんだけど、だいたい空港からのタクシーでどこかに連れ込まれてる気がする。なので、私は過去2回とも空港にはシゲタトラベルで送迎を依頼した。メトロも通ってるはずだから、タクシー利用するくらいならメトロの方がマシじゃないかな。ただ、日本からの直行便って夜着なんだよね。だから送迎か、空港で夜明かしして翌朝のメトロに乗るのが安全と思う。とにかく、タクシー(特に空港から)をあまり信頼しない方が良い気がする。
あと、道端で声かけてくる人もめちゃめちゃ多くて、たいていは恐らく「悪人」ってわけじゃないんだよね。「どこ行くの?」とか、「安いお土産屋さん有るよ」とか。親切な人もいるし、興味本位な人もいるし、あわよくばお小遣い稼げればラッキーって人もいる。
私にはそれらの見分けがつかないし、身の安全を考えたら全て無視が正解だと思うけれど、親切な人もいるかもと思うとちょっと心苦しい。それに、旅先で現地の人との交流を100%シャットアウトするのは寂しい。あと、無視したりキツく断ったりして、相手に逆上されるのも怖い。なので、適当に挨拶はしつつ、お互い嫌な気分にならず、かつきっぱりと断れる嘘をつく事にしている。
具体的に、一番よく言うのは「これから友達と待ち合わせているから、行かなきゃいけない(時間が無い)」。更に、現地在住の友人がいる振りをする。これでしつこく引き下がられた事は無いし、「そうなんだ、じゃあね」とさらっと引き下がってくれる。インド以外でも普通に使えるので、かなりお勧め。
あ、モノ売りや物乞いは、私は初めから無視します。目も合わせない。特に物乞いへの対応は正解が分からなくて、完全無視も心が痛んだりするんだけど、私には彼らの生活をどうする事も出来ないので。施す事が間違ってるとは思わないよ。ただ、インドは物乞いが多いから、一人に施したら群がってくると思う。施すなら、それなりの覚悟を。
インドの衛生面について
うーん、これについて人にアドバイスというか、コメントするのはとっても難しい。私のお腹はわりと丈夫なのだけど、だからって「気にしないで大丈夫だよ!」とは言えないから。
これは誰でもやると思うけど、除菌ウェットティッシュや除菌ハンドジェルの使用。あと効果あるかは知らないけど、私がよくやるのはビオフェルミンの服用。旅行の1週間くらい前から飲む時もある。迎え撃つ準備をしておく方が、多少の菌には耐えられるかなって(笑)
現地で食べるものやお店選びに関しても、個人差が大きいからな…。気になる人はホテルや観光客向けのお店で食べるようにする方が良いと思う。けど、それでも壊す時は壊すらしい(笑)私は屋台料理食べたりもしちゃうけど(さすがに翌日は本調子ではなかった(笑))、そういうときは極力お客さんで賑わってるお店を選ぶようにしている。客入りが良ければ、食材の回転も早いという事だから。
いずれにせよ、「美味しそう!ここで食べてみたい!」って思うお店で食べるのが一番大事だと思う「心配だけど、有名なお店だし…」とか思いながら食事しても楽しくないし、どんなに素晴らしい料理も美味しく感じない。楽しめなきゃ意味が無いのだから、自分が「ここが良い!」って思える場所で食べる方が良い。それが高級ホテルのレストランであれ、ローカル食堂であれ。
あと、おっかなびっくり食事してお腹壊したら、「やっぱり止めときゃよかったよ…」って思うでしょ?「ここで食べたい!」って思って食べたなら、もしお腹壊してもそれほど後悔しないかなって(笑)
あともうひとつ、「スケジュールに余裕を持つこと」も凄く大切だと思ってる。インドの気候は時期によってはかなり過酷(酷暑)だし、とにかくいろんな事が思い通りにいかなくて凄く疲れる。更にインド料理は日本食と比べるとスパイスや油を多用するものも多いので、衛生面より疲れから胃腸の不調に陥る人もいるんじゃないかと思う。
「インド旅行なんて一生に一度だし!」って人もいると思うけど、無理なスケジュールを組まない様に気を付けて、「夕方は早目にホテルに帰る」のが、治安的にも精神衛生的にも体調的にも良いと思う。
ちなみに、「夕方以降出歩かない」を徹底すると、夕飯は必ずホテル(もしくはその周辺)で食べる事になる。安宿は周辺に飲食店の多いエリアだったりもするけれど、高級ホテルは周辺も静かな環境の事も多く、ホテル内のレストランの他に選択肢がなかったりする。高級ホテルのレストランは、いくらインドと言えどそこそこのお値段。宿泊費を大奮発して他を抑える気でいると、結構きついので予算配分にはお気をつけて(笑)
個人的には、次はちょっと良いホテルでラウンジアクセス付きの部屋に泊まるのが良いなと思ってる。お酒の手に入りにくい国だし、夕方からホテルのラウンジでのんびり過ごすのは結構良いと思うんだよね。
モデルプランという名の妄想
「もし○連休なら…」とあれこれ妄想してみた。旅行期間が長いとプランも無限にあるし、考えが発散しちゃうので、5連休以下に絞って「最短どれくらいで楽しめるかな??」と考えたよ。あと、「女子旅」っぽいのを考えたのでバラナシとかは入れて無いけど、せっかくインドに行くんだしって事で全プランにタージマハルは組み込んでみた。
往復直行便だとエアインディア、JAL、ANAと飛んでいるけれど、どれも行きは午後成田発夜デリー着で移動に一日使ってしまう。前回私が行ったパターンがわりと効率的で気に入っているので、その想定で妄想した。
行きは羽田深夜発シンガポール経由デリー行き(デリーには昼ごろ到着。バンコク経由でも同じスケジュールが可能)。帰りはANAのデリー深夜発翌朝成田着。修行中だったのもあってHND-SIN,DEL-NRTはANAで、SIN-DELはエアインディアで別切りで買った。スタアラ同士だしシンガポール航空でもタイ航空でも良いけど、そうすると往復乗り継ぎ便になるね。
帰国日は朝着で一日ゆっくり。インド本当に疲れるから、そのまま出社は私には絶対無理(笑)
本当はジョードプルとかウダイプル辺りもいれたプランを考えたかったんだけど、行った事無い地域のプランを考えるのは時間がかかるので一先ず無しに。そのうちプラン追加したいな(笑)
4連休で行く!2泊5日 タージマハルを一目見る
現地丸3日弱の弾丸インド。とにかくタージマハルを見てみたい人向け。デリーでも1.5日くらい時間があるけれど、「タージマハルが見られれば後は良い」くらいの心持でいる方が良いかも。
★1日目:仕事後羽田出発
★2日目:昼頃デリー着
そのままカーチャーターでお買い物
タージマハルに着ていく服を買うのがお勧め!!
デリー泊
★3日目:日帰りタージマハル
特急列車+カーチャーター利用で観光
デリー泊
★4日目:デリー観光orお買い物
深夜デリー発
★5日目:帰国
5連休で行く!3泊6日 お買物とタージマハル
現地丸4日弱。タージマハルを見るのに加えて、デリーでのお買い物か観光が加わる感じ。がっつり観光に時間使えば、デリーの主要な観光地は一通り見て回れるんじゃないかな。初インドなら、一日観光+一日お買い物とかも良いね。
★1日目:仕事後羽田出発
★2日目:昼頃デリー着
そのままカーチャーターでお買い物or観光
デリー泊
★3日目:デリーでお買い物or観光
デリー泊
★4日目:日帰りタージマハル
特急列車+カーチャーター利用でアグラ観光
デリー泊
★5日目:デリー観光orお買い物
深夜デリー発
★6日目:帰国
5連休で行く!3泊6日 ゴールデントライアングル満喫
現地丸4日弱。デリー・アグラ・ジャイプールのゴールデントライアングルを各1泊の駆け足で見て回る欲張りプラン。もう一泊取れれば、デリー二泊かな?帰国前にゆっくり買い物出来る。宮殿に泊まってみたければジャイプールでも良いね。ジャイプールを2泊にしたら、ジャイプールでお買い物の時間も取れるし、カーチャーターで朝のうちにアグラに向けて出発できるから、階段井戸のチャンドバオリやファテープルシークリーに寄れるかも。
★1日目:仕事後羽田出発
★2日目:昼頃デリー着
そのままカーチャーターでジャイプールへ移動
ジャイプール泊
★3日目:ジャイプール観光+アグラに移動
カーチャーターで観光してそのまま移動。
アグラ泊
★4日目:タージマハル観光とデリーへ移動
タージマハル観光後、列車か車でデリーへ。
デリー泊
★5日目:デリー観光orお買い物
深夜デリー発
★6日目:帰国
インドの魅力を伝えた買ったのに、「インドは疲れる」って書きまくってしまった(笑)でも、それを補って余りある魅力にあふれる国なんです。別に行くと人生が変わるとか、価値観が崩れるとか、そんなことは無いのだけど。ちょっと不思議な依存性があるというか。今回書いたのは本当に一部だけど、行ってみても良いかな?って気になってくれる人がいたら良いなぁ。
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